日本人が自国の文化を愛する以上に、外国人の方の中には日本文化に大変興味を示す方も増えています。
これは国際化が進む現代社会において、それぞれの国の文化というものを
尊重しようという考えが浸透してきたが故、と申せるのではないでしょうか。
和の文化に興味を抱き、それをもっと深く知りたいと、来日する外国人の方も年々増加傾向にあります。
国際交流の一環として、そうした外国人にプレゼントして喜ばれる物の一つに風呂敷が挙げられます。
海外には、元々お弁当の習慣がなかったので、日本のお弁当が大変注目を集めています。
そんなお弁当を風呂敷で包んだり、特にヨーロッパではホームパーティーなどでよく飲まれる
ワインを風呂敷に包んで持って行っても、喜ばれること間違いなしでしょう。
訪日外国人が増加中!東アジア諸国から人気
日本政府観光局(JNTO)によると、2017年の一年間に訪日した外国人の人数を
東アジア諸国(中国、韓国、台湾、香港)で見てみると、どの国でも今までの年間訪日合計人数が過去最高となりました。
その結果、2017年の訪日外国人の総数は2869万1000人ですが、そのうちの74.2%がこの4か国で占めています。
2008年から見てみると、韓国が最も多かったのに対して、2015年からは中国がかなりの割合で増えています。
特に中国はこの年の5月にビザの発給要件が緩和されたため、個人旅行客が増えました。
またクルーズ船の寄港が増えたことも要因となっています。
韓国や台湾では、来日キャンペーンや継続的なプロモーションを実施するなどして
来日人数を増やすことに成功しました。
さらに、テーマのある旅行や地方の魅力を積極的に情報提供することで、
4か国からのリピーター客の確保にもつながりました。
日本に来る外国人は年々増加していますが、その中でも東アジア諸国からの訪日外国人は
かなり増えており、今日本は人気の観光地となっています。
風呂敷の伝統を伝える
風呂敷は伝統があり、用途によって決まり事もあるものですが、
外国人の方にとっては、そうした枠にとらわれるのではなく
大変自由度の高い用途に興味がそそられるのでしょう。
風呂敷は日本国内では少し忘れ去られた感が否めない時期もありましたが、
そうした外国人の方の自由な発想が、反対に日本人にも
影響して、近年再び注目を集めています。
国際交流が進む社会に於いて、風呂敷は更なる異文化の方々との
盛んな交流を進める重要なアイテムと申せましょう。
外国人の方と接する機会がある方はぜひ、風呂敷を一枚用意しておき
ちょっとした時に色々な使い方ができるということを
異文化交流のツールとして、活用してみてください。